バラードスポーツCR-Xとホンダをこよなく愛するカメラマン伊藤嘉啓氏の愛車CR-Xのオドメーターはなんと70万kmを越えている。これまで一体どこへ向かったのか、なぜそこまでCR-Xを愛するのか、そして今後の走行距離は何万kmに到達するのか…この連載を通してCR-Xの魅力とともに徐々に紐解いていく。今回は、旧いホンダ車が集うイベントに行ったお話の後編。(文:伊藤嘉啓/デジタル編集:A Little Honda編集部)

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愛車をいい状態で乗り続けるのは結構大変なこと

越谷にある『しらこばと公園』に、旧いホンダ車が集まった。今回はその続編だ。

何となく無国籍で柔らかい表情の白いセダンは何だかわかるかな? 二分割の個性的なフロントマスクと独創的な空冷エンジンが特徴だったホンダ1300だ。このクルマは、販売不振から幾度もテコ入れが行われてきたんだけど、この白いセダンは、そんなホンダ1300のビッグマイナーチェンジ版ともいえる水冷エンジンを搭載したホンダ145。しかも、驚くほどコンディションがいい。

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ホンダ145は1972年11月に登場したけど、その年の7月に発売されたシビックに話題も人気も持ってかれちゃって、1300同様に販売は苦戦を強いられたようなんだ。そんなワケで、残存率は極めて少ないんじゃないかな。

ホンダ4輪車の中では、この145シリーズ、クイント、ピックアップトラックのP700、P800は、あんまり残ってないみたいだから、こうやって現車を見られるのは貴重だね。

販売不振だった145とは対照的に、ホンダをメジャーなクルマメーカーに押し上げたのが、初代アコードだと思う。

このワインレッドっぽい素敵なカラーリングのアコードは、ワンオーナーで塗り替えしていないという極上のクルマ。俗にいう未再生車ってヤツだね。このアコードは艶々のボディに、色褪せや綻びのない内装で、抜群のコンディションだ。エンジンルームも綺麗だし、実際アイドリングも安定してて、調子も良さそう。

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見た目も、機関もいい状態で乗り続けるのは、結構大変なんだよね。ボクも見習わなくっちゃ。

画像1: 愛車をいい状態で乗り続けるのは結構大変なこと

ワインレッドのアコードはハッチバックだったけど、この濃いグリーンメタリックのアコードは、1979年10月に追加されたモデル。ホンダは、このセダンをサルーンと呼んでたんだ。1980年5月にはハッチバックともどもマイナーチェンジで、角形4灯のライトになるから、丸目4灯ライトのサルーンは発売期間が半年ぐらいしかない。

テールレンズ下にAIRCON、HONDAMATICってエンブレムが付いているけど、今と違ってこのクラスのクルマに、エアコンやオートマチックのトランスミッションはまだまだ珍しかった。エアコン、パワステ、オートマが当たり前になってくるのは、80年代半ば辺りからだからね。

画像2: 愛車をいい状態で乗り続けるのは結構大変なこと

ホンダ初の4輪車!青いボディの可愛い軽トラ

画像: ホンダ初の4輪車!青いボディの可愛い軽トラ

青いボディの愛らしいフロントマスクには、大きくHが型どられてるホンダ初の4輪車、T360。今さら説明の必要はないと思うけど、4気筒の4キャブレターDOHCエンジンをミッドシップに積んだ、スポーツカーみたいな軽トラックだった。後にN360のエンジンを流用したTN360、そしてアクティトラックへと繋がっていくけど、2021年の6月でアクティトラックの生産を終了させることが、ホンダから正式に発表されている。ホンダの原点を採算性だけで判断して生産を止めちゃうなんて、残念でならないってボクは思うな。

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ホンダの旧車で、代表的なのはSシリーズになるんじゃないかな。会場に来ていたのはRSC製と思しき平らなルーフのハードトップに、CRキャブレターを装着したレーシーなS800。すでに生産終了から50年以上も経ってるけど、綺麗な状態を維持し続けているのは見事だ。

こういった旧いクルマのイベントには、よく行くけど、今まで見たことがないクルマに出会えるのは楽しいし、これがCR-Xを維持し続ける上で参考になったりするんだよね。

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